「視覚が強い」子どもさんが、「言葉が遅れる」理由
★「視覚が強い」と思われる子どもさんの特徴は次の通りです。 ・記憶力が抜群に良い ・一度見たものは細かいところまで覚えている ・絵本や図鑑を見るのが大好きである ・テレビなどの画面で、小さいときからアニメなどの動画を見るのが好き ・アニメのキャラクターや車の名前や車種などを膨大な数覚えている ・2才~5才くらいで、ひらがな、カタカナ、アルファベット、数字を読むことができる ・一度通った道順を正確に覚えている ・街の中で自分の気に入った商標やマークを指さす ・レゴや細かいブロックで遊ぶのが好き ★「視覚が強い」子どもさんの共通点 二つ考えられます。 1 細かいところが良く見える 2 動画や画像などの視覚情報を大量に記憶している ★「視覚が強い」理由~同時処理機能が強い 子どもさんが「視覚が強い」という状態を考えるとき、「KーABC」という知能検査の基礎理論である「カウフマンモデル」を用いて考えます。その理論の中では、脳の認知処理機能を「同時処理機能」と「継次処理機能」の二つ類型を使って考えています。定義は次の通りです。 【同時処理機能】...
3月18日
子育て発達コラム 「言葉の遅れの原因~視覚が強いことの理論的な説明」
療育教室 楽しい広場が19年間早期療育を行ってきた中で、「言葉の遅れ」の原因と考えられることが大きく二つあります。一つは「お母さんとのかかわりが少ない」、もう一つが「視覚が強い」という身体的特徴があることです。 「視覚が強い」という子どもさんの特徴は前回のコラムに書きましたが、まとめると「細かいものが良く見える」「動画などの視覚情報を大量に記憶することができる」ということが言えると思います。 もちろん、「視覚が強い」子どもさんが皆言葉が遅れるのではなく、その一部の子どもさんに何らかの要素が加わって「言葉が遅れる」と考えられます。 さて、「視覚が強い」ということを理論的に考えるとき、基盤になる理論があります。 それは1983年にアメリカのカウフマン夫妻によってつくられた「KーABC」という知能検査の基礎理論で、「カウフマンモデル」と呼ばれる理論です。 その中で、人間が皆もっている脳の認知処理機能の類型として、「同時処理機能」と「継次処理機能」の二つが挙げられています。定義は、次のようなものです。 【同時処理機能】 複数の情報をまとめ、
3月14日
言葉の遅れの原因~「視覚が強い」
療育教室 楽しい広場が19年間、こども発達相談やことば伸び伸び教室を行ってきた中で、「言葉が遅い」の原因は大きく2つ考えられます。 一つは「お母さんとのかかわり方」で、具体的にはお母さんとのかかわりが少なく、そのため言葉の発達に必要な「伝え合い」の経験が少ないと考えられる場合です。 そしてもう一つは、子どもさんが「視覚が強い」という身体的特徴をもっている場合です。身体的特徴というのは、「視覚が強い」の他に触覚過敏や聴覚過敏などの「感覚過敏」が挙げられます。 さて、どうして「視覚が強い」という子どもさんが「言葉が遅くなる」可能性があると言えるのかと言いますと、子どもさんのお母さんやお父さんにその子どもさんの成育歴や現在の行動の様子を伺うと、多くの子どもさんに共通の特徴が見られました。それが「視覚が強い」子どもさんの特徴です。具体的には次のようなものです。 【視覚が強い子どもさんの特徴」 〇記憶力が抜群に良い 〇一度見たものは細かいところまで覚えている 〇絵本や図鑑などを見るのが大好き 〇テレビなどの画面で、小さいときからアニメの番組を見るのが
3月4日
