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幼稚園の子供たち

​私たちの活動目的

こんにちは。
私たちは、「NPO法人 療育教室 楽しい広場」(特定非営利活動法人)です。(以下、療育教室 楽しい広場)
「療育相談 楽しい広場」は、平成19年(2007年)の4月9日(月)から始まりました。
療育教室 楽しい広場は、主に、幼児期から小学生の子どもさんの、言葉が遅い、友だちと遊べない、友だちとトラブルが多い、落ち着きがなく多動、かんしゃくが激しいなどの発達の不安に対して、教育的視点、つまり「生活経験を分析して原因を考える」という視点から原因を考え、それに応じた適切な取り組みを行って、発達の不安を改善していくことを基本的な活動の目的としています。
現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、療育カウンセリング、講演などを行っております。

更新情報

令和6年5月2日
ブログで「5月の発達相談、ことば伸び伸び教室の開催の予定」を更新しました
令和6年5月1日
ブログ「こどもカンパニー大通園を訪問しました」を更新しました
令和6年4月27日
ブログ「絵カードを使った認知の発達の把握の方法」を更新しました
令和6年4月21日(日)10時~12時
第28回 札幌療育セミナー開催の報告を更新しました

発達療育プログラム

1.  発達療育プログラムとは

幼児期の子どもさんの発達の遅れや問題行動を改善するために、療育教室 楽しい広場が行っている早期療育を、我々は「発達療育プログラム」と名付けています。 
療育とは、発達に不安のある子どもさんに直接指導をしたり、お母さんやお父さんに対し、適切なアドバイスや支援を行うことを言います。

2.  発達療育プログラムの特徴

​(1)生活経験を分析する

生活経験を分析するとき、次の4つの視点から分析します。
① 発達段階
a.認知  b.言語  c.情動・コミュニケーション
d.身体の動き・運動  e.目と手の機能・描く
② 身体的特徴の有無
a.視覚優位    b.感覚過敏(触覚過敏、聴覚過敏)
c.気質(緊張性の強弱など)
③ お母さんとの関わりの様子
④ 生活環境(家族構成、生活のリズムなど)
これらの子どもさんのこれまでの生活経験の分析を基に、子どもさんの生活経験の中に何か「大きな特徴」がないかを考え、そこから「不十分であった生活経験は何だったのか?」を明らかにし、そこを起点(スタート)として、不十分であった「発達に必要な生活経験」を積み重ねていくことによって、発達の不安を改善していきます。
そして、子どもさんは「生活経験」を通していろいろなことを「学習」していきます。「学習」することにより発達を伸ばしていき、それによって発達の不安も改善していくので、楽しい広場の「発達療育」を
「教育としての早期療育」と位置付けています。

(2)心理的発達を重要視する

子どもの成長や発達を考えるとき、発達心理学や認知心理学など、目に見えない子どもの内面の心理的な発達を重要視します。

(3)お母さんの安心感

発達療育プログラムでは、幼児期の子どもさんの生活経験の中で、「お母さんの安心感」を重視します。
これは発達心理学の中で、1970年代を中心にイギリスの児童精神科医のボウルビィという人が提唱した「人間は最初の接触による慰めや安心感を与えてくれる存在にくっついていく」という理論にもとづいたもので、そう考えると、その存在はだいたいお母さんになるということです。
つまり、お母さんのかかわり方が重要だということになります。

3.具体的な対象となる子どもさんの例

​(1)言葉、コミュニケーション

2才・3才・4才になっても発語がない
2才・3才・4才になっても言葉が遅い
オウム返しが多い
独り言や宇宙語のようなものを話す
ボーっとしていることが多く、自分の世界に入る
突然別の話をし始める
聞かれたことや質問に答えられない、話を理解しているのか分からない

(3)人との関係性

友だちとトラブルになりやすい
集団行動のときじっとしていられない
人見知りが強い、緊張が強い 
場面緘黙(ばめんかんもく)
一斉指示が通らない

(2)感情のコントロール

かんしゃくが激しい
多動、落ち着きがない
すぐに手が出る
自傷行為がある

1.  子ども発達相談

基本的に相談員がお子さんと一対一でパズルや積み木、絵カードなどを使って一緒に遊び、それと並行してお母さん、お父さんからお子さんの具体的な発達の不安について、そしてそれにかかわる成育歴、現在のおうちでの生活の様子などを伺い、その二つから現在のお子さんの発達段階やこれまでの生活経験の実態などを把握し、それと一般的な子どもの発達の流れを比較検討した上で、お子さんの発達の不安の原因を明らかにし、そこからお子さんへの指導や支援の方法を提示していきます。
*料金:60分 3,000円
​    90分 5,000円(具体的な指導も行います)
発達相談の様子
ことば伸び伸び教室

2. ことば伸び伸び教室

基本的に指導員がお母さん、お父さんなどに同席していただきながら、お子さんと一対一で、積み木やブロック、絵本、絵カードなどを使い、一緒に遊び、そのかかわりの中で、言葉や考える力、コミュニケーション能力などを伸ばしていきます。そして、その指導の様子を参考にしていただきながら、家庭での取り組みの内容・方法をアドバイスいたします。
*料金:60分 3,000円

3. 療育セミナー

幼稚園や保育園の先生、児童発達支援事業所の指導員など、指導をする立場の方々を対象に、「発達療育」の理論や具体的な方法の研修、そして事例研究を行っています。基本的に2か月に1回開催。
*料金:お一人 2,000円
療育セミナー

4. 療育アドバイザー

(1)対象
療育アドバイザー
幼稚園、保育園、児童デイサービスなどの職員
(2)内容
発達に不安のある子どもさんの発達の実態と不安の原因の把握に関​する説明と助言
発達に不安のある子どもさんの不安を改善するための具体的方法の説明と助言
(3)基本的スケジュール
9:00~11:00
11:00~13:00
活動観察、指導のアドバイス
具体的な子どもさんの指導に関する協議
発達理論や指導方法に関する説明
*料金:5,000円(追加料金は1時間ごとに1,000円)

5.講 演

幼稚園、保育園の子育て教室や先生方の研修、親の会、通園施設、学校などの研修を対象に、子どもの発達の見方、発達の把握の方法、発達に不安のある子どもさんの、発達の伸長や課題のある行動の改善の方法などについて、講演を行います。(料金:60分 1万円) ★平成21年度から平成30年度までの間で、合計23回の講演を行いました。 ★令和元年度以降の講演の実績 〇令和元年7月6日(土)  共育型こども施設「にじまある」(札幌市)  テーマ 「障害以外の発達の不安の原因を考える」   =ことばの遅れとかんしゃくについて= 〇令和4年10月6日(木)  まえだ認定こども園 職員研修(札幌市)  テーマ  「発達障害の理解と早期療育の実際」 〇令和5年3月31日(金)  あゆみ幼稚園、あゆみ第二幼稚園合同職員研修(札幌市)  テーマ                              「子どもの生活経験の分析から、発達の不安の原因を考える」

講演
ビデオ相談

6.オンライン発達相談

zoomを使って、オンラインで発達相談を行います。
ご希望の方は次の事項をご記入の上、メールでお申し込みください。
①保護者のお名前
②住所
③連絡先お電話番号
④相談の概要
⑤ご希望の日時
*料金:40分 1,500円

7.メール発達相談

お子さんの発達の不安、子育ての仕方など、療育に関する、メール相談を受け付けております。
*料金:メール相談は無料で受け付けております。
シルバーのメールボックス
Picking an Orange Book_edited.jpg

8.本の出版

現在、療育教室 楽しい広場から「発達療育の理論と方法論」という本を電子書籍で出版しております。

​内容・購入方法についてはもっと詳しくボタンからお進みください。

事業内容

代表挨拶

「NPO法人 療育教室 楽しい広場」代表の伊澤崇弥です。

療育教室 楽しい広場は、平成19年(2007年)4月に、発達に不安を感じる子どもさんの療育相談と子どもさんの言葉や考える力を伸ばす指導を主な事業として、札幌市白石区で活動を開始して以来、令和5年4月をもって、丸16年になります。

足掛け16年間早期療育に携わり、幼児期の子どもさんの発達の不安の原因を「医学的な障害」という視点から考えられる方が非常に多いと思われます。
もちろん、原因が「医学的な障害」と考えられるケースもあります。しかし、それ以外の原因が考えられる場合もたくさんあります。これまでの、療育教室 楽しい広場での発達相談の中で、医師から言葉の遅れなどの発達の不安の原因を「自閉症」「発達障害」などと診断を受けたケースで「そんなバカな」思われたケースもたくさんありました。
しかし、障害以外の原因を考えるノウハウをきちんと提示して、その障害以外の原因を明らかにし、発達の不安を改善していく実践を行っている早期療育の機関が少ないのも残念ながら事実です。
療育教室 楽しい広場の「発達療育」の中では、その発達の不安の原因を「子どもさんの生活経験の中にある」という視点から考えていきます。その分析の仕方、基盤となる理論、そして改善の方法を具体的に提示しています。

子どもさんの発達の不安の原因が、障害以外にたくさんあること、じゃあそれは具体的に何か、そしてその改善の方法を、たくさんの方々に知っていただきたいというのが、早期療育を足掛け16年間行ってまいりました療育教室 楽しい広場としての、切なる願いです。

​代表プロフィール

療育教室 楽しい広場代表 (専任療育指導員、専任相談員)
い  ざわ  たか  や

伊 澤  崇 弥

  • 昭和31年(1956年)釧路市生まれ。
  • 昭和54年(1979年)日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科を卒業
  • 昭和57年(1982年)より、平成19年(2007年)3月31日まで北海道の知的障害養護学校に教諭として勤務。その間、昭和63年(1988年)よりボランティアとして、20年間、子どもの療育相談に携わる。携わった相談件数は、延べ約800件。
  • 平成19年(2007年)4月、NPO法人 療育教室 楽しい広場代表として、かつ専任療育指導者、専任相談員として活動を開始する。
  • これまで、楽しい広場として、延べ、2300件以上のお子さん、親御さんと、発達相談や言葉や考える力の向上のための指導を行い、電話・メール相談も、海外も含め300件以上行ってきた。
  • 平成8年(1996年)より、平成23年(2011年)まで、岐阜大学教育学部附属障害児教育実践センター(現岐阜大学教育学部特別支援教育センター)研究員。これまでに研究論文を10本執筆。(うち、共同執筆1本)
伊澤崇弥代表
  • 令和6年(2024年)3月に「発達療育の理論と方法論」を執筆、電子書籍(北海道デジタル出版推進協会より出版)として販売している。

沿 革

○平成19年3月19日
NPO法人 療育教室 楽しい広場として、北海道より認証される。
○平成19年4月1日より
NPO法人 療育教室 楽しい広場の事業活動を開始する。

(主な事業内容)

   1 個別療育相談

   2 講演

   3 療育セミナーの開催

○平成26年8月10日
東京都品川区にある、スクエア荏原を会場に、関東の範囲の療育相談を7件行う。
○平成26年8月12日
岡山県美咲町社会福祉協議会主催の療育セミナーにおいて、講演、及び療育相談を行う。
○平成26年11月30日
札幌市白石区の教室を閉鎖し、外部で会場を借りながら療育相談やセミナーなどを行う。
○平成28年8月12日~14日(3日間)
大阪市にある、大阪府社会福祉会館において療育相談を開催し、17件の相談を行う。
○平成28年8月16日、17日の2日間
横浜市にある、ウイリング横浜において療育相談を開催し、10件の相談を行う。
○平成29年9月より
幼稚園教諭、保育士、児童発達支援事業所指導員など、指導をする側の方々を対象とした、
楽しい広場療育セミナーを開催。2か月に1回のペースで行う。
〇令和2年度より
旭川での療育セミナー開催を開始した。

​活動実績

★令和4年度(2022年度) 活動実績

〈個別療育相談〉
〈オンライン療育相談〉
〈ことば伸び伸び教室〉
〈指導者向け療育セミナー〉
年間 15件
年間  5件
年間 15件
年間3回開催
札幌(7月、9月)
旭川(10月)
(参加者合計)9名
〈講演〉
年間2回開催
札幌第一幼稚園(札幌市、6月)
あゆみ幼稚園・あゆみ第二幼稚園合同   (札幌市、令和5年3月)
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