発達療育の考え方と方法
1. 発達療育の考え方
主に幼児期のお子さんの発達の不安に関して、個々のお子さんの発達の実態を把握した上で、それぞれの「生活経験を分析」してその原因を明らかにし、そこから適切な働きかけをして発達の不安を改善します。
そして、その考え方や方法論を「発達療育」と呼んでいます
2. 発達療育の方法
療育教室 楽しい広場では、言葉が遅い、コミュニケーションが不安だ、多動で落ち着きがない、友だちとトラブルが多い、先生の指示が通らないなどの子どもさんの発達の不安に関して、その原因を「発達の個人差」から考えていきます。
子どもさんにはそれぞれ「発達の地図」があります。その地図には身体、運動の他に、認知、言葉・コミュニケーション、人とのかかわり方、社会性などの発達の要素があります。
個々のお子さんの発達をトータルに見て、お子さんの「発達の現在地」を見つけます。その現在地と年令に応じた基本的な発達段階の差が「発達の個人差」と考えます。そしてその時に使うのが、療育教室 楽しい広場でまとめた「子どもの発達概略表」です。
お子さんの「発達の現在地」が分かれば、どの方向に、どのような方法で、、どのくらいの速さで進んだら良いかを考えます。そして、その時の方法が「必要な生活経験を補充する」というものです。

4.講 演
幼稚園、保育園の子育て教室や先生方の研修、親の会、通園施設、学校などの研修を対象に、子どもの発達の見方、発達の把握の方法、発達に不安のある子どもさんの、発達の伸長や課題のある行動の改善の方法などについて、講演を行います。(料金:1時間 3万円) ★平成21年度から平成30年度までの間で、合計23回の講演を行いました。 ★令和元年度以降の講演の実績 〇令和元年7月6日(土) 共育型こども施設「にじまある」(札幌市) テーマ 「障害以外の発達の不安の原因を考える」 =ことばの遅れとかんしゃくについて= 〇令和4年10月6日(木) まえだ認定こども園 職員研修(札幌市) テーマ 「発達障害の理解と早期療育の実際」 〇令和5年3月31日(金) あゆみ幼稚園、あゆみ第二幼稚園合同職員研修(札幌市) テーマ 「子どもの生活経験の分析から、発達の不安の原因を考える」



