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発達療育の考え方と方法
1. 発達療育の考え方
主に幼児期のお子さんの発達の不安に関して、個々のお子さんの発達の実態を把握した上で、それぞれの「生活経験を分析」してその原因を明らかにし、そこから適切な働きかけをして発達の不安を改善します。
そして、その考え方や方法論を「発達療育」と呼んでいます
2. 具体的な発達の不安と考えられる原因
(1)
発語の遅れ(2才・3才・4才で発語がない、わずかしかない)
【原因】→
お母さんとのかかわりの少なさによる「伝え合い」の少なさ、視覚優位という身体的特徴の影響による「伝え合い」の少なさ
(2)
コミュニケーションの不安(宇宙語のようなものを話す、突然歌を歌ったり違う話をし始める、ボーっとして人の話を理解しているかわからないなど)
【原因】→
視覚優位という身体的特徴の影響による周りの人との「伝え合い」の少なさ
(3)
多動・落ち着きがない(次々と遊ぶものや場所を変える、つないでいる手を離すとどこへ飛んでいくかわからない)
【原因】→
視覚優位という身体的特徴の影響で、細かいものなどが良く見える、お母さんとのかかわりの少なさにより「相手を見て人の話を聞く」というコミュニケーションの基本ができていない
(4)
かんしゃくが激しい
【原因】→
3才・4才頃から伸長する「自律性」(自分で自分の行動をコントロールする能力)に必要な「待つ」や「我慢する」などの「自己抑制」の経験が極端に少ない。生活する中で「自分の思い通りにならないときがある」ということ、「そういうときは諦める」ということが身に付いていない。
(5)
思い 通りにならないときやイライラしたとき、お母さんをたたいたり髪を引っ張る
【原因】→
3才・4才頃から伸長する「自律性」(自分で自分の行動をコントロールする能力)が身に付いていない
(6)
幼稚園や保育園などで友だちとトラブルが多い
【原因】→
3才・4才頃から伸長する「自律性」(自分で自分の行動をコントロールする能力)がまだ十分に身に付いていない
(7)
自分がやりたい遊びしかやらない
【原因】→
家庭で自分のやりたい遊びをやりたい放題やっているため、本来お母さんを基本としての「人とかかわる経験」が極端に少ない
(8)
幼稚園や保育園などで先生の一斉指示が通らない
【原因】→
家庭で「大事に大事に」あるいは「のびのび」と育てられることにより、人と一緒に遊ぶ、あるいは自分の思う通りにならない場面を経験することが極端に少なく、そのために幼稚園や保育園などで大人以外に友だちとかかわるという段階になっておらず、まだ自分中心の段階で、そのため集団の中で集団を意識しながら先生の指示を聞いて理解して行動するという余裕がない状態と考えられる

4.講 演
幼稚園、保育園の子育て教室や先生方の研修、親の会、通園施設、学校などの研修を対象に、子どもの発達の見方、発達の把握の方法、発達に不安のある子どもさんの、発達の伸長や課題のある行動の改善の方法などについて、講演を行います。(料金:1時間 3万円) ★平成21年度から平成30年度までの間で、合計23回の講演を行いました。 ★令和元年度以降の講演の実績 〇令和元年7月6日(土) 共育型こども施設「にじまある」(札幌市) テーマ 「障害以外の発達の不安の原因を考える」 =ことばの遅れとかんしゃくについて= 〇令和4年10月6日(木) まえだ認定こども園 職員研修(札幌市) テーマ 「発達障害の理解と早期療育の実際」 〇令和5年3月31日(金) あゆみ幼稚園、あゆみ第二幼稚園合同職員研修(札幌市) テーマ 「子どもの生活経験の分析から、発達の不安の原因を考える」