子育て発達コラム 「発語までのチェックポイント」
療育教室 楽しい広場では、言葉の遅れなどの発達不安について「個人差の発達の遅れ」の視点から原因を考えていきます。 今回は発達の不安の中でも一番多く重要な、言葉の遅れ、その中でも「発語の遅れ」に焦点を当てます。 発語までにはそれまでの発達の流れがあります。療育教室 楽しい広場でも言葉を含めた「認知」「言語」「情動・人とのかかわり」という分け方で、発達の流れを「子ども発達概略表」にまとめ、それを基準にして相談や指導の業務を行っています。 言葉の発達にはいろいろな考え方、理論があります。療育教室 楽しい広場では発語を含めた言葉の発達には「認知能力と社会性の発達」が重要と考えます。それに加えて、発語をするには「声を出す」ということが当然ですが必要になります。 さて、それを基に「発語」までの発達の流れを見ていくとき、4つのチェックポイントがあります。 (1)延滞模倣(1才半頃) (2) 命名の爆発(1才半頃) (3)意図的身振りコミュニケーション(1才頃) (4)声を出す 上記の4つの中で(1)(2)が認知面の発達、(3)が社会性の発達、そ
11月24日
11月30日(日)、療育教室を行います
NPO法人 療育教室 楽しい広場では、11月30日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で、11月2回目の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)を行います。 言葉が遅い、多動で落ち着きがない、同じ年令の子どもさんよりコミュニケーション能力が不安、友だちとトラブルが多い、先生の一斉指示が通らないなどの、幼児期の子どもさんの発達の不安に対して、「個人差の発達の暮れ」という視点から不安の原因を考え、それに応じた改善の方法を提示していきます。 子どもさんにはそれぞれ「発達の地図」があります。その中で「今どこに位置するのか?」という「発達の現在地」を探します。 「発達の現在地」を見つけるために必要な発達の要素としては、以下のことが考えられます。 1 認知(知る、記憶する、推測するなどの力) 2 言葉(言葉の理解、発語) 3 コミュニケーション能力(人の意図や心の状態を感じとり、それに応じて自分の 意図や意思を伝えるなど) 4 人とかかわる段階(大人とのかかわり、友だちとのかかわり、小集団でのかか.
11月23日
子育て発達コラム 「言葉の遅れは障害なのか? 個人差の発達の遅れなのか?」
子どもさんの言葉の遅れの原因には大きく分けると、知的障害、自閉症などの発達障害、そして「個人差の発達の遅れ」が考えられます。 子育て発達コラムでは、言葉の遅れを「個人差の発達の遅れ」という視点から原因と改善方法を考えていきます。 言葉の遅れの原因が「個人差の発達の遅れ」だとしたら、具体的に何が原因として考えられるのか? (!)お母さんとのかかわりが極端に少ない (2)視覚情報を処理する能力がとても強いと思われる「視覚優位」がある (3)物を触ったり音を聞くときに極端に不快に感じられる「感覚過敏」がある (4)家庭の事情で祖父や祖母と日中過ごすことが多い (5)お母さんとのかかわりは多いが、子どもさんを「大事に、大事に」育てている 今までの早期療育の活動を通じて挙げられる代表的なものが上記の内容です。5つの内容が独立している場合もありますし、いろいろ混ざり合っている場合もあります。 子どもは、言葉を覚え、言葉を話し、言葉でコミュニケーションをしていく能力をどのように発達させていくかと言えば、どのお子さんも同じく、毎日の日常の生活経験を
11月17日
