子育て発達コラム 「口うるさいお母さんは王道」
- 崇弥 伊澤
- 10月10日
- 読了時間: 1分
人間の子どもたちは、言葉を聞いて学習していきます。
幼児期、基本的にお母さんの言葉を聞いて、物の名前、動作の名前、感情の名前、話し方、答え方、そしてお家での生活の決まり事、例えばお家に入るときは靴を脱ぐこと、お風呂に入るときは服を脱ぐこと、「ごみ」と呼ばれるものは「ごみ箱」に捨てること、更には人とかかわる上での決まり事、例えば人をたたいたり引っかいたりしないこと、人が嫌がることをしないことなどを学んでいきます。
お子さんがしゃべれなくても、お母さんの言葉を中心としての動作や表情などのコミュニケーション手段を使いながら、お母さんはいろいろなことをお子さんに伝えていきます。この積み重ねが、お子さんの成長を押し上げていきます。
こういうとき、1回で分かるお子さんもいれば3回でお子さんもいるでしょうし、5回で分かるお子さんもいるでしょう。これが個人差なのですが、お母さんの多くは「口うるさいお母さんにはなりたくない」と思われているでしょう。
しかし人間の子どもは言葉で成長していきます。ですから時には「口うるさいお母さん」になるかもしれませんが、子どもさんが成長すれば「口うるさいお母さん」でいなくてもよくなります。ですので、そういうときは辛抱強く伝えていきたいものです。
