top of page
日記

​楽しい広場のブログ

「視覚優位」と発語の遅れ

  • 執筆者の写真: 崇弥 伊澤
    崇弥 伊澤
  • 2024年5月10日
  • 読了時間: 1分

我々の発達療育では基本的に、子どもさんとお母さんを基本とする養育者との間で、声や動作・表情・視線などの言葉以外のコミュニケーション手段を使い、相手の心の状態を感じ取りながら、お互いの気持ちや意思・感情などを「伝え合う」ことを重ねていく延長上に「発語」あると考えます。


その上で、「視覚優位」の子どもさんの発語が遅れると考えられる原因が二つ考えられます。


一つは「視覚優位」の子どもさんは、自分の大好きな例えばミニチュアの自動車やレゴ、細かいパズル、あるいはアニメの動画や絵本、恐竜の図鑑などを見ながら「一人遊び」をしていることが多いかもしれません。その場合は、お母さんとの伝え合いの量が少なくなりますので「発語」が遅くなる可能性があります。


二つ目は、一人遊びは目立たない場合でも、子どもさんが視覚での情報処理が強い分、声や動作・表情・視線などの手段を使っての細かい「伝え合い」が少ないのではないかと考えます。そういう場合、「発語」が遅れる可能性が考えられます。お母さんとしては、子どもさんが一人遊びばかりしているわけではないけれど、何かコミュニケーションがしっくりこない感じがするのではないかと考えます。

 
 

最新記事

すべて表示
9月15日(月:祝日)発達相談を行います

9月15日(月:祝日)に、9月1回目の発達相談を行います。会場は、札幌市教育文化会館 研修室304で、料金は1時間3000円です。  療育教室 楽しい広場は、言葉が遅い、多動・落ち着きがない、友だちとトラブルが多い、先生の指示が通らないなどの発達の不安について、『発達の個人...

 
 
子育て発達コラム 『がまんを身に付ける』

よくインターネットで発達障害児支援を行う児童デイサービスの発信が見受けられます。その中で「幼児期の発達障害児の特徴」を挙げられているところがあります。その中で「かんしゃく」がその特性の一つとして入っています。  我々、子どもの発達の流れを把握した上で、個々の子どもさんの生活...

 
 
 現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、
療育カウンセリング、講演などを行っております。
お問い合わせは、電話、又はメールでお問い合わせください。
(事務所電話)
(メールアドレス)
乳幼児の発達の遅れや発達障害に関する個別の療育相談について、札幌市で活動をしている

NPO法人 療育教室 楽しい広場 

です
©2023 NPO法人 療育教室 楽しい広場
bottom of page