top of page
日記

​楽しい広場のブログ

「視覚優位」と発語の遅れ

  • 執筆者の写真: 崇弥 伊澤
    崇弥 伊澤
  • 2024年5月10日
  • 読了時間: 1分

我々の発達療育では基本的に、子どもさんとお母さんを基本とする養育者との間で、声や動作・表情・視線などの言葉以外のコミュニケーション手段を使い、相手の心の状態を感じ取りながら、お互いの気持ちや意思・感情などを「伝え合う」ことを重ねていく延長上に「発語」あると考えます。


その上で、「視覚優位」の子どもさんの発語が遅れると考えられる原因が二つ考えられます。


一つは「視覚優位」の子どもさんは、自分の大好きな例えばミニチュアの自動車やレゴ、細かいパズル、あるいはアニメの動画や絵本、恐竜の図鑑などを見ながら「一人遊び」をしていることが多いかもしれません。その場合は、お母さんとの伝え合いの量が少なくなりますので「発語」が遅くなる可能性があります。


二つ目は、一人遊びは目立たない場合でも、子どもさんが視覚での情報処理が強い分、声や動作・表情・視線などの手段を使っての細かい「伝え合い」が少ないのではないかと考えます。そういう場合、「発語」が遅れる可能性が考えられます。お母さんとしては、子どもさんが一人遊びばかりしているわけではないけれど、何かコミュニケーションがしっくりこない感じがするのではないかと考えます。

 
 

最新記事

すべて表示
4月の療育教室のご案内

楽しい広場の4月の療育教室(発達相談、ことば伸び伸び教室)は、6日(日)と27日(日)に行います。 1回目は6日で、会場はいつもとは違って、札幌市教育文化会館 研修室303で行います。 言葉が出ない、言葉の発達が遅い、言葉が出ていないので障害があると思われている、多動で落ち...

 
 
あなたのお子さんは発達障害ではないかもしれません。

我々療育教室 楽しい広場が行っている早期療育の考え方や方法論を「発達療育」と呼んでいます。  その大きな特徴として、言葉が出ない・少ない、言葉の発達が遅れている、友だちと遊べない、かんしゃくが激しい、幼稚園や保育園で先生の指示が通らないなどの幼児期の子どもさんの発達の遅れに...

 
 
子育て発達コラム 「かんしゃくを改善する」

我々、NPO法人 療育教室 楽しい広場のこれまでの発達相談の中でも、幼児期の子どもさんの「かんしゃくが激しい」というご相談が多くありました。かんしゃくと同じ原因なのが「靴履かせて」「服着せて」「抱っこして」などの「やって やって(依存)」です。このご相談も多くありました。...

 
 
 現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、
療育カウンセリング、講演などを行っております。
お問い合わせは、電話、又はメールでお問い合わせください。
(事務所電話)
(メールアドレス)
乳幼児の発達の遅れや発達障害に関する個別の療育相談について、札幌市で活動をしている

NPO法人 療育教室 楽しい広場 

です
©2023 NPO法人 療育教室 楽しい広場
bottom of page