top of page
日記

​楽しい広場のブログ

絵カードを使った認知的発達の把握の方法

  • 2024年5月27日
  • 読了時間: 2分

 療育教室 楽しい広場で発達相談を行う際、まず最初に絵カードを使って子どもさんの認知的発達段階を調べ、大きな発達の遅れがないかを確認します。


 知的な発達の大きな遅れ、つまり知的な障害が考えられれば、それは子どもさんいろいろな発達の不安に影響があります。ですので、最初に絵カードを使い、言葉の理解で知的な発達の核になる認知的な発達の段階を把握します。


★絵カードは2種類使います。一つは一般的なものの絵、例えばリンゴ、バナナ、車、傘、犬、電車、スプーンなどの絵カードです。そしてもう一つは「食べる」「飲む」「歩く」「洗う」などの動作を描いた絵の動詞カードです。


(2才~2才半)

〇ものの絵カードを5~6枚子どもさんの前に並べ「リンゴはどれ?」「傘はどれ?」と聞き、正しいものを指さしたり、カードを取ったりします。言葉が出ている子どもさんはもちろん名前を言います。基本的なものの名前を10くらい正しく答えられればOKとします。これがOKであれば、だいたい2才~2才半くらいの認知的な発達段階と考えます。


(2才半~3才)

〇同じくものの絵カードを5~6枚並べ、「食べるものどれ?」「ご飯を食べるときに使うものはどれ?」「動物はどれ?」など用途や種類を質問していきます。これも基本的なものを10くらいできればOKとします。これを分類と呼びますが、これができていれば、2才半~3才くらいの認知的な発達段階と考えます。


(3才~)

〇動詞カードを使い、これも5~6枚並べ「食べるはどれ?」「洗うはどれ?」「飲むはどれ?」などと質問していきます。ここで注意をしたいのは「ご飯を食べるのはどれ?」「ジュースを飲むのはどれ?」などと、名詞を言わないことです。名詞でカードを取る可能性があるからです。これもだいたい基本的な10くらいが分かればOKとします。OKであれば認知的な発達段階は3才以上と考えます。



これらによって大きな認知的な発達の遅れがないかが分かります。なければ、いよいよ子どもさんの生活経験の分析に入っていきます。


さて、このとき、机をはさんで指導者と対面で一対一で絵カードの学習をするのですが、時々じっと座っていられず、絵カードの学習ができない場合があります。その時の可能性としては、一つは知的な障害がある場合、もう一つは知的な障害ではないが、何らかの理由でじっとしていられない場合、一番わかりやすいのはそれまでお家で制約なしで自由に生活をしていた場合などです。こういう場合は、お家での生活の様子をお母さんからしっかりお聞きすることが重要になってきます。









 
 

最新記事

すべて表示
障害以外の原因はたくさんある

札幌市で早期療育を行ってきて、この4月で20年目に入りました。  現在、発達に少しでも不安があると「障害」を疑う風潮があります。しかし、実際は「障害」以外に原因はたくさんあります。療育教室 楽しい広場は、そういう視点から早期療育を行い、実際に多くの子どもさんの発達の不安が改善されてきました。  「障害をもつ」ということは、年令を重ねていっても同じ年令の子どもさんよりも、その発達が大きく遅れる可能性

 
 
5月10日(日)療育教室 開催

令和8年5月10日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で、5月1回目の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)を行います。  療育教室 楽しい広場の早期療育の方法論である「発達療育」では、子どもさんの言葉の発達の遅れやコミュニケーションの不安、感情のコントロールができない、指示が通らない等の発達の不安に対して、その原因に子どもさんの毎日の「生活経験の仕方」が影響を与えているのではな

 
 
子育て発達コラム「発達障害と言われやすい発達の不安とは?」

我々療育教室 楽しい広場が行う早期療育の方法論である「発達療育」では、目の前に発達に不安のある子どもさんが来られた時、まず確認するのは「知的な発達の大きな遅れ」つまり「知的障害」の可能性がないかを確認します。知的な発達は、子どもの発達の基盤であり、その大きな遅れは発達全体に影響を及ぼします。  発達療育では、基本的に知的な発達の段階を見るときは、絵カードを使い、言葉の理解で知的な発達の段階を見てい

 
 
 現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、
療育カウンセリング、講演などを行っております。
お問い合わせは、電話、又はメールでお問い合わせください。
(事務所電話)
(メールアドレス)
乳幼児の発達の遅れや発達障害に関する個別の療育相談について、札幌市で活動をしている

NPO法人 療育教室 楽しい広場 

です
©2023 NPO法人 療育教室 楽しい広場
bottom of page