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日記

​楽しい広場のブログ

発達の不安の原因は発達障害以外にもたくさんあります、を説明していきます

皆様、明けまして2024年、令和6年、どうぞよろしくお願いいたします。


療育教室 楽しい広場は、この3月で17年続けてきたことになります。昨年12月に、17年ぶりにこの新しいホームページが出来上がりました。とても明るくなり、うれしい思いです。


療育教室 楽しい広場は、幼児期の子どもさんの発達の遅れや問題行動などの発達の不安を改善するための「早期療育」を中心の事業としています。そして、療育教室 楽しい広場の早期療育のやり方を「発達療育」と名付けています。


その「発達療育」の大きな特徴は、ことばの遅れや多動、かんしゃくが激しい、集団行動についていけない、思い通りにならない時に手が出る、一斉指示が通らないなどの、幼児期の子どもさんの発達の不安の原因を、知的障害、そして自閉症などの発達障害以外から考えるというものです。


今挙げた発達の不安というのは、17年間発達相談を行ってきた中から把握したものです。よく見てみるとそれらは「人とかかわっていく」ことに関する発達の不安なんですね。


では、「人とかかわっていく」ことに関する発達の不安を考えたとき、知的障害や自閉症などの発達障害だけが原因でしょうか?


「いや、そんなはずはない」というのが、発達療育の原点です。

子どもたちが「人とかかわっていく」能力を発達させ、向上させていくとき、何が必要でしょう? それは、毎日の日常の生活経験ですよね。毎日の生活経験の中で「人とかかわっていく」能力も発達していきます。


だとしたら、「人とかかわっていく」ことに関する発達の不安の原因は、その「生活経験の仕方」にあるのではないか、と考えるのが我々の「発達療育」です。


その考え方を基本にして、発達相談、ことば伸び伸び教室、セミナー、療育アドバイザーなどを行っています。具体的な理論と方法論について、今後このブログでもお伝えしてまいります。


まずは一年間、どうぞよろしくお願いいたします。








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