療育教室 楽しい広場は、この3月で丸17年間、早期療育をやってきたことになります。発達相談やことば伸び伸び教室を合わせて、だいたい2300件の子どもさんや親御さんとお会いしてきました。
その始まりは「そんなバカな」でした。
発達相談に来られる子どもさんに接し、お母さんやお父さんのお話を伺いながら、「言葉が遅いから自閉症」「かんしゃくが多いから自閉症」などと医師に診断されたり、心理士さんや看護師さんにその可能性を言われたりした方々が、大勢発達相談に来られました。その多くが「そんなバカな」でした。
私(伊澤)は以前、25年間知的障害の養護学校(現在の特別支援学校)に教師として勤めておりました。ですから、障害をもっている子どもさんたちを良く知っています。「障害をもつ」ということは、やはり成長していく上では大変なことです。
そういう子どもさんたちと多く接してきたので、「2才で言葉が出ないから自閉症」「3才で多動だから自閉症」と言われて相談に来られた子どもさんを見て、「それは別な原因があるでしょう」とすぐ感じました。
そこから、「ではその別の原因は何か?」「どうやって改善して成長を促していくか?」を明らかにしてきたのが、療育教室 楽しい広場の17年間の積み重ねだったという気がします。
子どもさんの発達の不安を目の前にしたとき、知的障害や自閉症などの発達障害以外に、原因はたくさんあります。そして改善の方法もあります。
この17年間は、ホームページと療育セミナーが親御さんや幼稚園や保育園などの先生方に知っていただくツール(手段)で、なかなか大きく知っていただくのは難しいことだったかもしれません。ミュージシャンで言うと、路上でライブを行って、そこでひたすらこちらの力量を知っていただく「路上ライブミュージシャン」かもしれません。1回1回の出会いが真剣勝負、そして「力量が本物であるか」いつも直近で見られています。
療育教室 楽しい広場は絶えず、「早期療育の本物であろう」と実践を積み重ねています。
「障害以外に原因があるのではないか」と考えられるお父さん、お母さん、そして幼稚園や保育園、こども園、児童デイサービスの先生方、どうぞ一度、療育教室 楽しい広場の発達相談、そしてセミナーなどの「路上ライブ」いらしてみてください。
そこで、療育教室 楽しい広場も、また切磋琢磨していきます。