子育て発達コラム「発達障害と言われやすい発達の不安とは?」
- 4月25日
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更新日:4月29日
我々療育教室 楽しい広場が行う早期療育の方法論である「発達療育」では、目の前に発達に不安のある子どもさんが来られた時、まず確認するのは「知的な発達の大きな遅れ」つまり「知的障害」の可能性がないかを確認します。知的な発達は、子どもの発達の基盤であり、その大きな遅れは発達全体に影響を及ぼします。
発達療育では、基本的に知的な発達の段階を見るときは、絵カードを使い、言葉の理解で知的な発達の段階を見ていきます。
それによって知的な発達の大きな遅れがないと判断できたら、いよいよ発達の不安の原因を考えていきます。そのポイントは「個人差の範囲の発達の遅れ」という視点から子どもさんの「日常の生活経験」を見直して、そこから「何らかの生活経験の少なさ、弱さ、偏り」などが発達の不安の原因に影響を与えていないか考えます。
例えば、この19年間で「言葉の発達の遅れ」があって発達相談に来られた時、多くのお子さんは医学的な「自閉症」あるいは「発達障害」という診断をもらっていたり、親御さんが周りの方々の話を聞いて、自分の子どもが「自閉症あるいは発達障害ではないか?」と不安をもたれていました。
ここで確認したいことがあります。発達療育では、その目的は「子どもさんの発達の不安を改善する」ことです。そしてそのために子どもさんの「日常の生活経験」を見直して、そこから発達の不安の原因を明らかにし、それを基に適切な働きかけを行って不安を改善していきます。
ただその時、多くの親御さんは程度の差はありますが「自閉症」あるいは「発達障害」の可能性をどうしても引きずっておられます。
発達療育の方法論の中で、例えば「言葉の発達の遅れ」がある子どもさんが、「日常の生活の経験」の何らかの影響によってその原因が明らかになったとしたら、「自閉症」や「発達障害」の診断や不安があったとしても、子どもさんの「言葉の発達の遅れ」という発達の不安を改善するために「療育を進めましょう」と親御さんにお伝えしています。
さて、長くなりましたがそういうことを前提に、「発達障害と言われやすい」発達の不安を挙げておきます。「発達障害と言われやすい」という意味は、「自閉症」や「発達障害」という医学的な視点からだけでなく、「発達」あるいは「教育」という視点からもその原因が考えられる、ということです。
★発達障害と言われやすい発達の不安
1 言葉の発達の遅れ
2 コミュニケーションの不安
(1)突然違う話をし始める
(2)急に歌を歌い始める
(3)ボーっとしていることがあり、人の話を理解しているか分からない
(4)宇宙語のようなものを話す
(5)友だちとの会話や動きについていけない
3 こだわりが強い
4 感情のコントロールができない
発達障害と言われやすい発達の不安については、具体的にこれからも何度も説明をしてまいりたいと思っております。
