top of page
日記

​楽しい広場のブログ

子育て発達コラム 「言葉を話し出すために重要な能力と経験」

  • 2025年12月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年12月9日

 子どもが言葉を話し出すために、どのような能力と経験が特に重要か、というのが今回のテーマです。


☆子どもが言葉を出すために重要な能力と経験


1 認知能力


(1)物理世界の認知能力

①問題解決(手段ー目的関係)

→ 例えば、人形の上に布をかけていたとして、布の下に何があるか見たい(目的)ので、手で布を取る(手段)

②記憶

→ あるものをイメージとして脳の中で覚えておく

③カテゴリー化

→ 物事をその特徴で分類していく

④推論

→ 自分で後の成り行きを考えていく 


(2)社会的認知能力

 ・他者が、意図(考え、気持ち、心の状態など)をもった存在であることを理解する能力

①共同注意

→ あるもの(例えばアンパンマンのお人形)を他者と一緒に注目する

②意図を読む

→ 他者の意図(考え、気持ち、心の状態など)を感じ取る

③コミュニケーション、協力

→ 他者と意図(考え、気持ち、心の状態など)を伝え合ったり(コミュニケーション)、他者と一緒に行動する(協力)










(3)表象機能と象徴機能

①表象機能

 → 頭の中で、イメージや言葉などを操作すること

②象徴機能

 → あるものを別なもので表すこと

(例)目の前に赤いリンゴがあるとして、それを別のもので表す

a イメージ   b 言葉  c 絵  d 写真



2 伝え合う経験

 他者の意図(考え、気持ち、心の状態など)を」感じ取り、自分も相手に伝えていく経験   

(具体的な経験する場面)

①日常の生活場面

 → 着替え、食事、トイレ、お風呂などの場面

②遊び

 親や大人と一緒に遊ぶ場面


3 声を出す

 声を出さなければ言葉は出ない。伝え合う場面でたくさん声を出す経験をする


4 音声知覚の能力

 音を聞く、音を聞き分ける 



☆日常生活の中で、これらの能力、経験が含まれた生活経験を積み重ねていくことができれば、言葉を話し始めることができると考えられます。


☆逆に、言葉を話し始めるのが遅れるということは、日常の生活経験の中で、これらの能力・経験の中の何かが足りない、弱い、偏っていることが影響をしているのではないかと考えられます。


以上です。








 
 

最新記事

すべて表示
言葉の遅れの原因~「視覚が強い」

療育教室 楽しい広場が19年間、こども発達相談やことば伸び伸び教室を行ってきた中で、「言葉が遅い」の原因は大きく2つ考えられます。  一つは「お母さんとのかかわり方」で、具体的にはお母さんとのかかわりが少なく、そのため言葉の発達に必要な「伝え合い」の経験が少ないと考えられる場合です。  そしてもう一つは、子どもさんが「視覚が強い」という身体的特徴をもっている場合です。身体的特徴というのは、「視覚が

 
 
3月8日(日)、療育教室を行います。

令和8年3月8日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で3月1回目の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)を行います。  療育教室 楽しい広場が行う「発達療育」は、言葉の遅れや、多動、かんしゃく、友だちとトラブルが多い、一斉指示が通らないと言われたなどの発達の不安について、子どもさんの「生活経験を見直す」ことでその原因を明らかにし、それに応じて発達の不安を改善するために働きかけを行

 
 
2月22日(日)療育教室を行いました

2月22日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で療育教室を行いました。  本日は小学校支援学級3年生のお子さんの「ことば伸び伸び教室」でした。クイズやなぞなぞ、そして3年生の国語や算数の勉強をしました。    親御さんのお話の中で、小学校の普通学級と支援学級を含めての3年生全体での英語の授業で、「きゅうりを英語で何と言いますか?」という質問が出されたとき、一番最初に手を挙げて正解を答えた

 
 
 現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、
療育カウンセリング、講演などを行っております。
お問い合わせは、電話、又はメールでお問い合わせください。
(事務所電話)
(メールアドレス)
乳幼児の発達の遅れや発達障害に関する個別の療育相談について、札幌市で活動をしている

NPO法人 療育教室 楽しい広場 

です
©2023 NPO法人 療育教室 楽しい広場
bottom of page