top of page
日記

​楽しい広場のブログ

子どもはどのようにして言葉を出すのか?

  • 執筆者の写真: 崇弥 伊澤
    崇弥 伊澤
  • 2024年5月18日
  • 読了時間: 2分

ここでは、子どもが「どのようにして言葉を出すようになるのか」を説明いたします。


我々発達療育では、言語発達を考える上で「社会的相互作用を重視する言語発達論」を基本にしています。この理論の特徴は、養育者の役割を重視するのではなく、社会的相互作用の中で発揮される、子ども自身が本来もっている能力である「他の人の意図を理解し推測する能力」を重視します。


この理論を基本にして、発達療育では言語発達の上で、子どもさんとお母さんや養育者とが興味の対象や経験などで「注意を共有し、伝え合う」ということができているかを重要視します。


「伝え合う」ということは、基本的に子どもさんとお母さんが、お母さんが発する言葉以外に、声・動作・表情・視線・しぐさ・雰囲気などのいろいろなコミュニケーション手段を使い、お互いに意思や考え、感情などの心の状態(意図)を感じ取り、伝え合うということです。


この時に言葉の発達において重要な二つの要素が含まれます。

一つは「言葉以外のいろいろなコミュニケーション手段を使って伝え合う」ということが発達していくこと。そしてもう一つは相手の心の状態(意図)を感じ取りながらかかわっていくという、繊細で高度な「意図的コミュニケーション」が発達していくということです。


この二つの重要な要素を含んだ「伝え合い」を積み重ねることによって、その延長上に「発語」そして「言葉を使ったコミュニケーション」が発達していくと考えます。








 
 

最新記事

すべて表示
4月の療育教室のご案内

楽しい広場の4月の療育教室(発達相談、ことば伸び伸び教室)は、6日(日)と27日(日)に行います。 1回目は6日で、会場はいつもとは違って、札幌市教育文化会館 研修室303で行います。 言葉が出ない、言葉の発達が遅い、言葉が出ていないので障害があると思われている、多動で落ち...

 
 
あなたのお子さんは発達障害ではないかもしれません。

我々療育教室 楽しい広場が行っている早期療育の考え方や方法論を「発達療育」と呼んでいます。  その大きな特徴として、言葉が出ない・少ない、言葉の発達が遅れている、友だちと遊べない、かんしゃくが激しい、幼稚園や保育園で先生の指示が通らないなどの幼児期の子どもさんの発達の遅れに...

 
 
子育て発達コラム 「かんしゃくを改善する」

我々、NPO法人 療育教室 楽しい広場のこれまでの発達相談の中でも、幼児期の子どもさんの「かんしゃくが激しい」というご相談が多くありました。かんしゃくと同じ原因なのが「靴履かせて」「服着せて」「抱っこして」などの「やって やって(依存)」です。このご相談も多くありました。...

 
 
 現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、
療育カウンセリング、講演などを行っております。
お問い合わせは、電話、又はメールでお問い合わせください。
(事務所電話)
(メールアドレス)
乳幼児の発達の遅れや発達障害に関する個別の療育相談について、札幌市で活動をしている

NPO法人 療育教室 楽しい広場 

です
©2023 NPO法人 療育教室 楽しい広場
bottom of page