top of page
日記

​楽しい広場のブログ

なぜ「視覚優位」になるのか?(原因)

  • 執筆者の写真: 崇弥 伊澤
    崇弥 伊澤
  • 2024年5月9日
  • 読了時間: 1分

1983年にアメリカのカウフマン博士によって作られた「KーABC」という知能検査があります。現在日本でも使われている知能検査の一つです。この「KーABC」という知能検査の理論の中で、人間がみなもっている認知処理機能の類型として「同時処理機能」と「継次処理機能」の二つが挙げられています。定義は次のようなものです。


【同時処理機能】

・複数の情報をまとめ、視覚的・運動的な手掛かりを使って全体としてとらえ、処理していく。視覚的な記憶力、全体を部分に分解する能力、空間認知能力などに結び付いていると考えられる。


【継次処理機能】

・連続した刺激を聴覚的・言語的な手掛かりを使って一つずつ分析し、処理していく。短期記憶、情報の系列化の能力などに結び付いていると考えられる。


「KーABC」の知能検査では、検査結果で「同時処理機能」と「継次処理機能」のどちらが強いかが分かります。通常、この二つの機能のうち「継次処理機能」が強いと言われていますが、中には「同時処理機能」の方が強い人がいます。当然子どもさんにもいます。我々の発達療育では、「視覚優位」と言われている子どもさんは、この「同時処理機能」が強い子どもさんではないかと考えています。つまり、「同時処理機能」が強いとしたら、「視覚優位」の特徴は十分考えられるということです。









 
 

最新記事

すべて表示
笑華尊塾主催のイベント「直観的集合」でスピーチしました

本日6月21日(土)、札幌市清田区にありますレンタルスペース「ブリス・ツリー」で行われました、笑華尊塾主催のイベント「直観的集合」でスピーチをさせていただきました。  この「直観的集合8人のメッセンジャーが思い思いの内容を15分の時間でスピーチをします。私伊澤も同じく笑華尊...

 
 
笑華尊塾のイベントで2回目の講演をいたしました

6月1日(日)18時~20時、札幌市清田区にありますセミナーレンタルスペース「ブリス ツリー」を会場に行われました、学習塾 笑華尊塾主催のイベント「伸びる可能性 あなたのお子様は発達障害じゃないかもしれません~今からできる『適切な働きかけ』とは」で、2回目の講演をさせていた...

 
 
6月の療育教室のご案内

6月の療育教室(発達相談、ことば伸び伸び教室)は次の通りに行います。 〇 8日(日)9時~16時 札幌市社会福祉総合センター 第1会議室 〇29日(日)9時~16時 札幌市教育文化会館 研修室304    料金は1時間3000円です。...

 
 
 現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、
療育カウンセリング、講演などを行っております。
お問い合わせは、電話、又はメールでお問い合わせください。
(事務所電話)
(メールアドレス)
乳幼児の発達の遅れや発達障害に関する個別の療育相談について、札幌市で活動をしている

NPO法人 療育教室 楽しい広場 

です
©2023 NPO法人 療育教室 楽しい広場
bottom of page