top of page
日記

​楽しい広場のブログ

かわいい子には旅をさせましょう

  • 2023年12月23日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年12月26日

 だいたい3才から4才代のお子さんで、「幼い」感じのお子さんがおられると思います。同じ生活年令の子どもさんたちより、言葉が遅い、会話についていけない、友だちが遊んでいる中に入っていけない、集団活動の中でついていけない時がある、などです。

 このような子どもさんが、幼稚園や保育園、認定こども園などで発達の不安を指摘させれる時があります。大きく二つの場合が考えられます。

 まず一つは、集団活動のとき「自分のやりたいことだけをする、気の向くまま動き回る」ようなお子さん。もう一つは、例えば自分が遊んでいたおもちゃを友だちの取られるなど、自分の思う通りにならない場面に遭遇すると固まってしまうお子さんです。


 この「幼い」感じがする子どもさんに共通するところがあります。それは、お母さんやお父さんがおうちで、お子さんを「大事に育てよう」「のびのび育てよう」「子どもの気持ちに寄り沿って育てよう」と考えた結果、「子どもさんの要求に沿って生活を送っている」ということです。

 どうしてわかったかと言いますと、発達相談などでおうちでの生活の様子をたくさんのお母さん、お父さんから伺ったからです。

 さて、おうちで子どもさんが毎日の生活を「自分の要求に沿って」送っているとしたら、大きな問題が出てきます。それは「自分の思う通りにならない場面を経験していない」ということです。おうちでは、それが当たり前で問題はないかもしれませんが、幼稚園や保育園、認定こども園など、たくさんの子どもさんがいる場所に行くと、上記の二つのような発達の不安が出てくることは容易に想像できます。

 普通、1才半あるいは2才になってくらいから、子どもさんの活動量や範囲が大幅に増えてくると、それまで「かわいい、かわいい」と言って子どもさんに合わせていたお母さんもそうばかりは言ってはいられなくなり、「ちょっと待ってて」「少し我慢しなさい」などという場面が当然出てきます。ここで初めて子どもさんは「自分の思う通りにならない経験」をします。これはだれしも楽しい経験ではありませんが、その経験を積み重ねていって、人とのかかわり方を学習し、「待つ、我慢する」ということも学習していきます。


 しかし、本来であれば経験しているはずのこの経験をほとんどしていないお子さんがいます。それが「幼い」感じのお子さんです。この「自分の思う通りにならない場面」を経験し、人とのかかわり方を学習し、「待つ、我慢する」を身に付けることが、幼児期の子どもさんに「旅をさせる」ということです。普通は自然に生活の中で幼児期の子どもさんたちは「旅をしている」のですが、「幼い」感じがする子どもさんは、本来しているはずの「旅をしていない」と考えられます。

 であれば、「幼い」感じがするお子さんがいれば、お母さん、お父さんは勇気をもって「かわいい子には旅をさせましょう。」具体的には、生活の中で普通に「自分の思う通りにならない場面」を体験させ、「待つ、我慢する」を身に付けさせていくということです。それによって、子どもさんは大きく成長していくと思います。







 
 

最新記事

すべて表示
言葉の遅れの原因~「視覚が強い」

療育教室 楽しい広場が19年間、こども発達相談やことば伸び伸び教室を行ってきた中で、「言葉が遅い」の原因は大きく2つ考えられます。  一つは「お母さんとのかかわり方」で、具体的にはお母さんとのかかわりが少なく、そのため言葉の発達に必要な「伝え合い」の経験が少ないと考えられる場合です。  そしてもう一つは、子どもさんが「視覚が強い」という身体的特徴をもっている場合です。身体的特徴というのは、「視覚が

 
 
3月8日(日)、療育教室を行います。

令和8年3月8日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で3月1回目の療育教室(こども発達相談、ことば伸び伸び教室)を行います。  療育教室 楽しい広場が行う「発達療育」は、言葉の遅れや、多動、かんしゃく、友だちとトラブルが多い、一斉指示が通らないと言われたなどの発達の不安について、子どもさんの「生活経験を見直す」ことでその原因を明らかにし、それに応じて発達の不安を改善するために働きかけを行

 
 
2月22日(日)療育教室を行いました

2月22日(日)、札幌市社会福祉総合センター 第1会議室で療育教室を行いました。  本日は小学校支援学級3年生のお子さんの「ことば伸び伸び教室」でした。クイズやなぞなぞ、そして3年生の国語や算数の勉強をしました。    親御さんのお話の中で、小学校の普通学級と支援学級を含めての3年生全体での英語の授業で、「きゅうりを英語で何と言いますか?」という質問が出されたとき、一番最初に手を挙げて正解を答えた

 
 
 現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、
療育カウンセリング、講演などを行っております。
お問い合わせは、電話、又はメールでお問い合わせください。
(事務所電話)
(メールアドレス)
乳幼児の発達の遅れや発達障害に関する個別の療育相談について、札幌市で活動をしている

NPO法人 療育教室 楽しい広場 

です
©2023 NPO法人 療育教室 楽しい広場
bottom of page