top of page
日記

​楽しい広場のブログ

お母さんのアドバンテージ

  • 執筆者の写真: 崇弥 伊澤
    崇弥 伊澤
  • 2024年3月7日
  • 読了時間: 2分

療育教室 楽しい広場の発達相談では、


[子育てのとき、お母さんのアドバンテージがありますよ」

「子どもさんは、お母さんの安心感の上で活動を拡げていきます」

「子どもさんが活動をする上で、お母さんが安全基地になっています」


というような言い方をいたします。つまりは、「子どもさんの活動においてお母さんは中心的なかつ重要な存在です」ということです。


人間の親子には「愛着関係」という緊密で情緒的な関係があります。それによって、本来無防備で独力では生きていけない乳児は生きていくことができるのですが、その中心がお母さんであるということです。ではなぜその中心がお母さんなのか? 「もともとお母さんはそういう存在なのか?」といいますと、そうではありません。


発達心理学の中で、1970年代を中心に、イギリスの児童精神科医のボウルビィという人が提唱した理論があります。


それは、カモやガンなどの鳥の雛が生後間もない時期に「最初に出会って接触による慰めや安心感を与えてくれる存在」としての対象(親鳥ではなくとも人間でも良い)の後追いをし、絶えずくっついていようとする現象が知られていますが、人間にも同様なことがあるのではないかと考えました。


そして、人間にも「最初の接触による慰めや安心感を与えてくれる存在にくっついていることが重要である」という理論を提唱しました。そう考えると、その存在はだいたい「お母さん」になるということです。ただし、事情によっては、それが「おばあさん」になったり、「お父さん」になったりすることもあり得る、ということです。


療育教室 楽しい広場では、このボウルビィの理論を基本にしています。

例えば相談に来られたお母さんに「一日の中で、もう少し子どもさんと遊ぶ時間を作ってください。ただしそれは5分でも10分の短い時間でも大丈夫です。」ということをよく申し上げます。この「5分や10分の短い時間でも大丈夫」というのが、「お母さんのアドバンテージ」なのです。


これまでにもフルに働かれているお母さんにこのことをお願いして、子どもさんが何人もどんどん変わっていきました。お母さんが倒れるまで頑張るという必要ありません。毎日、今よりちょっと頑張ってみてください、ということです。


最後に一つ付け加えることがあります。「お父さんのかかわりは重要ではないのか?」という質問があるかもしれません。それはもちろんお父さんのかかわりも大切です。ご夫婦で協力して子どもさんにかかわることは大歓迎です。


今回は以上です。






 
 

最新記事

すべて表示
「発達障害」に関する記事が朝日新聞からデジタル配信されます

昨年12月22日に朝日新聞の北海道版で、「子育てリアル」という4回連載のコーナーがありまして、その4回目に療育教室 楽しい広場の早期療育の活動の紹介記事が掲載されたのですが、その内容が令和8年1月8日(木)朝6時45分から、全国に向け、デジタル配信されることになりました。  言葉の遅れなどの子どもさんの発達の不安の原因を障害以外の、子どもさんの生活経験の影響という視点から考え、改善を図るというのが

 
 
子育て発達コラム 「言葉を話し出すためのチェックポイント~延滞模倣」 

「延滞模倣」とは「目の前にモデルがいなくても昨日見たことを今日模倣する」ということです。昨日お母さんといっよにした手遊びの一部を一日置いた今日模倣した、ということです。  「延滞模倣」の前に1才頃から「模倣」をするようになります。例えば食事のときお母さんがテーブルを拭くのを見て拭く真似をする、あるいは簡単な手遊びの一部を真似するというようなものです。  「模倣」は、言葉の発達に関して重要な認知的な

 
 
療育教室 楽しい広場の発達療育が朝日新聞に取り上げられました

2025年(令和7年)12月22日(月)付けの朝日新聞の北海道版に、療育教室 楽しい広場の「発達療育」が取り上げられました。  幼児期の子どもさんに言葉の遅れなどの発達の不安があると、発達障害が疑われ、児童デイサービスなどの早期療育機関に通うという流れが出来上がっていますが、子どもの発達の不安の原因は障害以外に、子どもの生活経験の影響から生じる「個人差の範囲の発達の遅れ」があるという、療育教室 楽

 
 
 現在、事務所を札幌市厚別区に置きながら、主に札幌市社会福祉総合センターの会議室をお借りして、こども発達相談やことば伸び伸び教室、療育セミナーや、
療育カウンセリング、講演などを行っております。
お問い合わせは、電話、又はメールでお問い合わせください。
(事務所電話)
(メールアドレス)
乳幼児の発達の遅れや発達障害に関する個別の療育相談について、札幌市で活動をしている

NPO法人 療育教室 楽しい広場 

です
©2023 NPO法人 療育教室 楽しい広場
bottom of page