視覚優位と思われる子どもさんで、幼稚園や保育園で先生や友だちと会話をしていて
・相手の言ったことにスムーズに答えられない
・言い方がちょっとおかしいなどと感じられる
・ボーっとしていることが多い
・自分の世界に入ってしまうことが多い
・突然違う話をし始める
などの状態になることがあります。
その理由としては、視覚優位の子どもさんの場合、視覚的な情報をたくさん記憶してい、その情報が頭の中であふれているので、どうしてもそちらに気を取られて、お母さんや先生、そして友だちとのかかわりや会話がなおざりになったり、大ざっぱになりがちになるのではないかと考えます。
そしてここでも、言葉や言葉以外の声・表情・動作などのコミュニケーション手段を使って、お互いに「伝え合う」という経験が少ないのではないかと考えます。
改善の方法としては、家庭ではお母さんを中心とした大人と遊んだり、日常生活の着替えや食事などの各場面で「言葉で伝え合う」ことを積み重ね、更には幼稚園や保育園などで先生や友だちとかかわる経験が増えることが、会話の経験が増えることになり、その経験の中で会話の能力も向上すると考えます。