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日記

​楽しい広場のブログ

「視覚優位」が原因での、発語の遅れの改善の方法

  • 執筆者の写真: 崇弥 伊澤
    崇弥 伊澤
  • 2024年5月11日
  • 読了時間: 2分

 発語が遅れるということは、お母さんとの「伝え合い」が少ないのではないかと考えます。改善の方法としては二つ考えられます。


まず一つは、お母さんと子どもさんが一日のうち5分でも10分でも良いので一緒に遊んでもらうようにします。遊び方は、積み木、ブロック、粘土、レゴ、お絵かき、塗り絵など子どもさんが好きなおもちゃなどで遊んでください。絵本の読み聞かせも良いです。

 遊ぶときは黙って遊ぶことはないと思いますので、一緒に遊ぶことにより、お母さんが発する言葉の他に、感情や気持ち、意思などを、声や動作・表情・視線・ぬくもりなどで伝え合う経験を重ねることで、子どもさんが相手に「伝えたい」という経験をたくさん積み重ねることにより、その延長上に「発語」が出てくると考えます。

 時間については、お母さんには「お母さんの安心感」というアドバンテージ(有利さ)がありますから、なかなか時間がないお母さんでも、5分、10分の短い時間でも大丈夫です。これまでにも、たくさんの子どもさんたちがそれで変わっていきました。


 二つ目は、日常生活のいろいろな場面、具体的には食事、着替え、トイレ、風呂などの場面でお母さんに一言でよいので子どもさんに言葉がけをしてもらうようにします。例えば「さあ、靴を履こう」「おしっこ行こう」「お風呂の時間でーす」「ピーマン食べた?」などです。そしてそれは、もし一声かけた後子どもさんが声や表情・動作などで反応をしてくれたら、「伝え合う」経験になるということなのです。

 
 

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