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日記

​楽しい広場のブログ

「第29回 札幌療育セミナー(後援:札幌市社会福祉協議会)」開催のご案内

  • 執筆者の写真: 崇弥 伊澤
    崇弥 伊澤
  • 2024年6月30日
  • 読了時間: 2分

 来る7月28日(日)、10時~12時、札幌市社会福祉総合センター 第2会議室におきまして、幼稚園教諭や保育士、児童デイサービス指導員、言語聴覚士の方々などを対象とした「第29回 札幌療育セミナー」を開催いたします。


 今回のテーマは」「3才の発達の重要性~言葉を使ったコミュニケーションの高度な発達 =会話の成立=」です。


 3才は1才と同様に、発達の重要な節目です。この時期に健診があるというのもそういう理由があるのでしょう。そういう重要な発達の節目の時期にある「会話の成立 」につきまして、今回は説明をしてまいりたいと思います。

 会話の成立のためにはたくさんの能力が必要と考えられますが、今回は次の4つの能力を考えます。


1 認知的能力(ピアジェの認知発達論を基本にします)

・象徴的能力(あるものを別なもので表す)に加え、事物の本質をとらえる思考の仕方である「概 念)を使い、事物を分類したり関連付けたりすることが進化してきます。


2 言葉の能力

・動詞や形容詞が分かるようになり、それらを理解するだけではなく発語することにより、言葉で話をする際にボキャブラリー(言葉の数・種類・使い方・言い回しなど)が豊かになります。


3 コミュニケーション力(やりとり)

(1)コミュニケーションの基本である「相手を見て、人の話を聞く」ことが身に付きます。

(2)相手の心の状態を感じ取りながら、考えや気持ち、感情などを伝え合うことができるようになります。(意図的コミュニケーション)


4 対人関係

・それまで人とのかかわりが大人中心であったのが、3才くらいからお互いに合わせることをしない、真剣勝負の子ども同士のやり取りをするようになり、対人関係が広がります。


 今回は、会話が成立し、更に発達していくために必要な能力を考えていくとともに、この時期における会話の発達の遅れ、あるいは話をしているときに突然違う話をし始めたり、話をしているときに自分の世界に入ってしまうなどの、会話に関しての発達の不安やその原因、改善方法について説明をいたします。






 






 
 

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